クラス会・OB会

玉川大学体育会弓道部創部60周年記念式典

日時 2022年12月3日(土)14:30
場所 帝産ロッジ
出席者50名
報告者渡辺 章(工学部経営工学科1973年卒)

 1962年の春 2名の先輩がまだ道場が無い時に弓道部を創部してくださいました。当時は和弓班、洋弓班と分かれていた中、洋弓の的めがけて弓を射っていました。あの時から60年を経過した本年2022年12月3日(土)玉川大学体育会弓道部は創部60周年記念式典を開催させていただきました。今まで弓道に携わってこられました多くの皆様の英知と勇気と情熱を以って築き上げてこられた弓道部の歴史の中で、今回60周年を迎えた事大変嬉しく感謝を申し上げます。
今回はコロナ禍ということもありましたので現役生が春・夏の合宿で大変お世話になっております弓道部OB 亀岡英司さん(農学94)が経営されています長野県野辺山の帝産ロッジの道場をお借りして開催する事となりました。
静寂に包まれた真冬の空気が張りつめる緊張感の中、総勢50名が道場に参集、ご挨拶をいただいた後、以下の次第で儀式を開始いたしました。
巻藁射礼   射手 師範 錬士六段 西井義昭
       介添      五段 根本充康
矢渡し    射手    教士六段 亀岡英司
       介添      五段 稲垣和孝
本田流居射礼 射手    教士六段 亀岡英司
審査の間合い 射手      現役 牟田和真  竹内奈々美  矢澤俊輝

記念式典のメインイベントはもちろん師範 錬士六段 西井義昭先生による巻藁射礼です。
今回西井先生には快くお引き受けくださり大変感謝申し上げます。参加者一同、更なる弓道の奥深さに触れられた瞬間であり心底感動し武者震いまでしてしまいました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
また、射会ではめったに見られない本田流居射礼を当道場主の教士六段 亀岡英司さんによりご披露いただきました。流派によって作法の違いの有ることを目の前で勉強させていただきました事、感謝致します。

ここで突然ですが下記ご参考いただけましたら幸いでございます。


弓道において射礼とは
祭祀、式典その他晴れの場所において、その時代の式服を着用し、起居進退を礼法に従って、射を行うものである。射は「礼に始まって礼に終わる」といわれるように、時・所・位をわきまえ、その動作は荘重優雅に、その心は純真清澄に、射と礼とが渾然融和して、一箭に誠を尽くすことが弓道の本旨である。

とこのように教えられています。難しい言葉が多く正直なかなか理解するのも大変ですがこれも弓道の修練であると思っております。


この後、舞台に金屏風を設えたパーティー会場に移動
創部当時の苦労話 体験談などのお話を先輩から伺い60年の歴史の重さを感じた次第です。
太鼓パフォーマンスのあと、昔話にたくさん花が咲き、世代を超えて弓を愛した仲間同士が食べて飲んで大いに盛り上がり記憶に残る楽しいひと時を過ごす事ができました。
また玉川大学体育会弓道部は卒業してもお互いの絆がとても強いものだと感じた瞬間でした。そしてこれからもこの「ご縁」を大切に大事にしてゆきたいと思います。

最後になりましたが、今回の60周年記念式典にあたり師範の西井先生、弓道部部長の相原先生、先輩諸兄、梓会の歴代会長 役員 全ての会員の皆様 そして現役学生のご協力によりまして盛大かつ無事に開催できました事感謝を申し上げます。
これからも玉川大学体育会弓道部をどうぞよろしくお願いいたします。

なお60周年記念誌とインタビュー動画を↓からご覧ください。根本充康さん(人間10)が中心となって創作した力作です。
玉川大学体育会弓道部ホームページ https://www.tamagawa-kyudo.com/ の梓会入口からお入りください。

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