たまがわ No.158 2022.7.1
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5月21日㊏ 小原記念館 お客の間 11:00の部/14:00の部 安藤家御家流香道は、仙洞御所(後水尾院御所)女院御所(東福門院御所・東福門院は徳川秀忠の娘)にて米川常伯が香道を以って伝授されました。その十二世家元安藤園枝さん(文学芸美1994)により、学友会初の香道が催されました。 お客の間の床の間には安藤信晴氏直筆のお掛け軸と代々伝わるお品が飾られ、典雅な空間が演出される中、安藤さんから御家流と香道について説明がありました。お香が炊き始められ、墨をするかすかな音だけが部屋に響きます。 今回、安藤さんのお父様が継続学習センターでの講座が始まった際、創立者 小原國芳先生の遺徳を偲び全人教育に多くを学び組まれた「全人香」が供されました。一、玉川 二、全(アマネク) 三、人格(ヒトトナリ) 四、学舎(マナビヤ)が、和歌を詠むときのように、お香名を唱えて次の方に回し、四香を覚えます。続く本香では全人香に客香を加えた五つの香を聞き、回ってきた順を当てます。雨が降る生憎の天候となりましたが、お香には雨の日の方が適しているとのこと。コロナ禍とあってマスクをかけたり、外したりとなりましたが、雅やかな時が流れてゆきました。さざんか 熊谷 もえぎ (小学1957)お江戸日本髪若井 麗華 (芸美1984)警・鐘陶守 マリ (芸美1989)水ぬるむ頃磯 緋佐子 (教育1967)IL SOLE(イル ソーレ)和泉 美奈子 (芸美1985)紫陽花岡田 歩 (芸美1997)さざ波石黒 祐子 (教育1984)川Ⅴ 田中 洋江 (芸専1995)『虹に染まって(青い翼)』『虹に染まって(虹の翼)』 故 坂上 直哉 (高等1965)(2022.4.27ご逝去)第3回 玉川大学・玉川学園 文化・芸術展草谷 隆文 (教育1985)平和への願い 村松 文彦 (高等1970)「感銘の石」「耳当て石」「鳴らし石」 山田 能資 (国経2004) 席主の味岡宗晴さん(後藤 靖大・高等92)のお祖母様は、茶道裏干家今日庵 第十六代御家元 坐忘斎 千宗室宗匠の伯母にあたられます。現在、今日庵的伝名誉教授 塩月宗芯(塩月弥栄子)さんが創立した茶道の会、養和会の代表を務められています。 文化・芸術展に出展されている十一代大樋長左衛門さんのお茶碗、木漆工芸家の松﨑融さん、陶芸家の松崎健さんの作品や、味岡さんの高等部時代の恩師、林田滋先生の蓋置の他、玉川をイメージして作られた赤坂 塩野(高橋和秀さん・文学教育1994)謹製の主菓子が用意されたお茶席には、小原芳明学長ご夫妻、佐藤敏明学友会長ご夫妻、またK-12の生徒さん、大学茶道部の学生さんの参加もあって和やかなお茶席となりました。14時からの席は恩師の林田先生はじめ、同級生の皆さまが参加されたお茶会同窓会となりました。◇パネルディスカッション  出展してくださった草谷隆文さん、井上惠介さん、和泉聡志さん、絹谷幸太さん、加藤貢介さんらによるパネルディスカッションが行われました。5月15日㊐ 咸宜園 10:00〜14:005月19日㊍ 大学研究室棟B10717◇春の玉川茶会 ◇大名家の香道 学友会 文化・芸術展染織フラワーデザイナー彫刻(常設)デザイナー

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