たまがわ No.158 2022.7.1
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/〜浅羽さんから後輩のみなさんへ一言〜/ 卒業生がブランドになるのだから、社会で活躍をして、玉川の卒業生だと胸を張って堂々と言ってほしい。山内さん、浅羽さん、青山さん、多田さん9した。しかし職場内に、どうやって効率化していけば良いのかという風潮が徐々に広がり、私生活が充実したら仕事にも返ってくることを、先輩からも学ぶようになりました。も、オレはオレだと、思える自分がいたのです。すごく感謝しています。 今回の取材でDNPが「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組みを推進しているお話を伺いました。玉川学園創立者の小原國芳は、12の教育信条の中で「個性尊重:教育とは、一人ひとりの唯一無二の個性を充分に発揮させ、自己発見、自己実現に至らせるものでなければならない。個性尊重の教育とは、一人ひとりの人間をより魅力的な存在へと高めていくことである。」と述べています。まさに今でいう「D&I」を教育において実践していたのです。 DNPが「多様な人材こそが強み」と掲げているように、学友会が70周年を迎え思うことは、玉川教育を受けた卒業生こそがブランドであり、強みであるということです。先の見えない移りゆく社会の中においても、誇りを持ってさまざまなことに挑戦してもらいたいと願います。 ― 取材を終えて ―我ら玉川っ子 │ 活躍する卒業生一人ひとりの多様な人材がDNPの強み常に変革に挑戦する企業文化がDNPの強み理想の働き方について。ストレス解消法は?浅羽さん 家族がいればこそ仕事を一生懸命やってこれた。根底にあるのは愛。仕事も人間関係も愛。仕事ではストレスを引きずらない。仕事でストレスを解消しています。自分はワークライフ・ブレンドを意識して行動しています。多田さん 入社当初は先輩に、印刷はスポーツだと言われ、帰って寝るだけの生活でした。今では、平日に休みをとって自分の時間を楽しんでいます。久保さん 余裕があると仕事へのモチベーションに繋がりますね。大学の塾時代の仲間と呑むのが楽しみです。永渕さん 会社でお昼おしゃべりしたりするのが楽しいですね。愚痴をこぼしたり。時には若いママたちの会話の中から良い企画が浮かび提案したりもしています。山内さん 今何が流行っているのか市場調査をかねて街へ繰り出しています。玉川の友達とも気分転換にごはんを食べにいったりしています。青山さん 本や漫画を読んで過ごすことが多いです。カバーの折れを発見して、エッ?うちの印刷?なんてチェックしたりもしています(笑)電子書籍も読みますが、結局、面白いと紙で残したくなります。中学部3年間の塾教育が今仕事で活きているところ浅羽さん 中学の3年間でアイデンティティーのようなものが育てられたと思っています。先輩後輩というタテの繋がりと、仲間というヨコの繋がりの関係性の中で、一体感を持って同じ方向を目指すためには調和が必要なわけです。しかしそのような中で調和はするけど、俺はここにいるぞという力強いものを持っていないと、自分がなくなるなと強く感じたのです。その経験があったからこそ、会社に入ってからも玉川卒というマイノリティーの環境の中でDNPの多様な人材が強みと感じるとき浅羽さん 常に一人ひとりが多様な生活者を洞察し、社会の課題を発見し、価値を創造し、ビジネスモデルへと展開しています。このプロセスこそが、個のチャレンジ精神と、それを支えるマネージメントから生みだされており、それが強みとなっていると思います。多田さん みんなで価値観の変化を大切にするアンテナを張って、価値や変化を認めて、それを活かし楽しんでいるところではないでしょうか。久保さん 課題に対して多面的な考え方で問題点や解決策を洗い出し、使用する生活者の利便性や目線を考慮して、開発をしている姿ですね。

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