たまがわ No.157 2021.7.1
9/24

川平慈英(高等82)▲コスモス祭参加の学友会MARCHÉにて 故羽田雄一郎さんも活躍されました9実行委員長になって、児童専修の卒業生で子供のころから夢が一番大事だと思うから、「児童夢基金」でいいんじゃないのと団体名が決まりました。あまりにも素敵な活動だったので、これは法人にして社会から認められる行動にして継続する仕組みを作ったほうがいいと、任意団体から一般社団法人になりました。一般社団法人には限界があることがわかり、寄付の潤沢さも活動の公共性も担保できるよう、来年、認定NPOになろうと準備しているところです。青柳 最初に陸前高田の小学校で物資を受け取ってくれた先生たちがすごく喜ばれて、次に何か必要なものはないか聞いたところ、津波で流されてしまった卒業アルバムと。それが6月でした。髙岡 現地に行ったら青柳さんが次々にキャッチセールスみたいにカメラマン、データを持ってる人とつなげるわけですよ(笑)。1冊3万円だったのが6千円くらいでできることになりましたが、本当に欲しいと思う人にアドバイスをしながらその補助を出す仕組みで動き始めたら、5000冊流されたという中の520冊くらいを復活させることができました。そのアルバムを手に取った人たちは同窓会にアルバムを持ってくる。アルバムには夢が書いてあって、その時に医者になるというのを思い出して医者になった子もいました。そういう子たちの夢、被災地は夢も希望もないというけれど希望が叶うと次、夢がみられる。そういう環境をつくるのが大事ということです。髙岡 住宅も遊具も流され、校庭は一時仮設住宅で埋め尽くされて遊具は撤去されるか、メンテナンスされずに放置されていました。校庭は元に戻っても遊具がなかった。青柳 ジャングルジムも一台で80万円ぐらいします。亀石 そのころ僕らも知らなかったのですが、東北では公園に遊具はないと言われました。遊具は校庭にあって、休みの日や放課後は学校で遊ぶんですって。寄付した人や企業のモチベーションを挙げる企画を髙岡さんが出してくれて、ジャングルジムに寄付した人たちのシールがはってあるんですよ。だから遊具で遊んでいると川平慈英とか人形町今半とか。支援してくれているサポーターのモチベーションにもなるし、こういう人たちがくれたんだと思うと親近感がわく。青柳 今は地震と水害の両方で被災した熊本県人吉市から支援要請があって、現地のボランティア団体と連携して卒業アルバムの復興を目指しています。また、被災地にこだわることなく、ネパールやスリランカの子供たちの学習支援など海外にも広げています。髙岡 僕らの世代はいずれ定年を迎えます。ボランティアは学生だけの特権でなく、定年後の方でもできますよね。児童夢基金は、子供の夢が社会の大きな源泉であることを信じる方々と手を繋ぎ子供たちの夢が育まれる支援をしていきたいです。募金だけでも、イベントなどにご参加いただき賛助会員としても、それぞれの活動を応援くださるとうれしいです。 年齢に関係なく、ワクワク ドキドキしながらご一緒に、それぞれの「夢」を持ち続けたいです!活動の詳細や支援をされたい方はこちら 子供達の未来のためにスタートしたBridge of the Rainbowも今年で6回目となります。多くの人のお力添えでここまで続けることができました。このショーは僕自身の宝物でもあります。 今年も素敵なメンバーとともに子供達の未来のためにフルスロットルで熱いステージをお届けします!ご期待ください!そしてこの活動へのご支援もよろしくお願いいたします!合言葉は、Do the passion !! 作品展「夢覧会」公開中 • 7月からFM世田谷「夢Sun Radio」開始 • 9月4日㈯・5日㈰にBridge of the Rainbowで寄付を呼びかけます。ぜひご協力お願いします。 Bridge of the Rainbowに出演の川平慈英さんからメッセージが届いています。⇒ https://yumefund.org/ • YouTube「夢ボーイちゃんねる」にて世界の子供たちの我ら玉川っ子 │ 活躍する卒業生卒業アルバム支援をされたそうですが遊具支援もされていますね今後について

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る