たまがわ No.158 2022.7.1
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2学友会会長佐藤 敏明工学部経営工学科1967年卒業 「夢なき民は滅ぶ、夢は明確な目標と継続した情熱によって叶う」といつも礼拝堂で語りかけておられた國芳先生の言葉のとおり、学園は時代の変化に対応しつつ拡大をつづけて今年で創立93年目を迎え、全人教育を学んだ卒業生(学友会会員数)も12万人を超えました。 学友会は1952年(昭和27年)に小原國芳先生を名誉会長にお迎えして、会員数2,139名で発足した同窓会を母体とし、70年の歴史を刻んでまいりました。 2013年(平成25年)同窓会創立60周年、会員数100,000名を節目に名称を同窓会から学友会に改め、その目的を継承すると共に会員構成を卒業生・在学生・父母・教職員に拡大しましたが、その時に制定した学友会のシンボルマーク(四つ葉のクローバー)は親と子と先生による、三位一体に卒業生を加えた四位一体で全人教育を柱に挑戦を続ける母校を支えるという決意を表わしたものです。 同窓会時代、会員数が20,000名になったときに米寿をお迎えになった國芳先生は「同窓会は20年で10倍になった、数は力なり、玉川をもっと大きくして同窓会ももっと大きくしてください」と次代を担う人達に夢を託されましたが、それから15年が経って会員数が50,000名を超えたとき、東西に別れていたキャンパスを歩道橋として結んでいた松陰橋が車道を有する新松陰橋に生まれ変わり、現在では61万平方メートルの広大なワンキャンパスに幼稚園児から大学院生までの10,000名が学んでいます。 学園は7年後の2029年に創立100周年を迎えますが、7年後の学友会は14万人に近い会員を擁する組織になっていることでしょう。 学友会創立70周年にあたり、これを機に学園と学友会の歴史を振り返り、母校への感謝と学友会として成すべき明日を語り合う出発点にしたいと思います。 会員各位のご健勝をお祈りいたしますとともに、今後とも学友会をご支援くださいますようお願い申し上げます。会長メッセージ学友会創立70周年を迎えて

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