たまがわ No.159 2023.7.1
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112022年12月21日㊋ K-12東山校舎 お披露目式 マリア像は旧中学部校舎(現大学6号館 Science Hall)木造校舎東側にあった小さな祠に安置されていました。 このマリア像は1960年代の中学部長であった岡田陽先生が、ヨーロッパから買い求められてきたと思われます。 1984年中学部新校舎の完成に伴い学習校舎裏(現K-12東山校舎裏)に移転しましたが、2011年の東日本大震災で祠は傾き、マリア像は事務室に移動されました。マリア像は劣化が進んでおり、当時の中学年教育部長酒井先生が元のお姿に戻すことはできないかと、働きかけをされていたところ当時学友会の理事であった小川和洋さん(文学芸美1988年卒)とIBの美術教諭であった栗田絵莉子先生(現芸術学部助教)が知り、修復作業が始まりました。その後、生徒も加わり、数年をかけて2020年11月に修復作業を終えました。 それから2年。マリア像を安置する聖堂もK-12東山校舎の2階に完成し、お披露目式を迎えました。修復作業に携わった生徒は「修復に参加したのは8年生の夏休み。主に 2022年7月21日㊊ 小原記念館 雷々亭 デザイン説明会 9月10日㊏に行われる礼拝堂外壁化粧労作参加記念品のデザインをK-12自由研究Art Lab部に依頼し、そのデザイン説明会が行われました。デザインは4案。8年生近藤さん、11年生渡辺さん、黒田さんが、刷毛の形やデザインの説明してくれました。白百合や礼拝堂、1画多い夢など、優秀なデザインばかり。今回は制作にかかる手間や納期のことを考え、刷毛の持ち手部分を学内の間伐材を利用した“TamaTreeプロジェクト”の手作りの刷毛に決まりました。2023年2月7日㊋ 聖山周辺 聖山整備労作は2019年玉川学園の創立90周年を機に始まり、伐採や芝張りをしてきました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中断した時期もありましたが、農学部、教育学部、芸術学部の有志50名の学生が参加して行われました。 農学部の山﨑 旬先生から玉川学園にとって聖山がどのような場所であるか、聖山整備の必要性について説明があり、次に作業上の諸注意が㈱タマガワ イー サポートの担当者からあり、松下村塾に移動して庭園の剪定と古木の伐採にとりかかりました。 一日労作に勤しむ学生たちに、学友会から昼食用のお弁当とお茶を提供しました。台座部分の修繕と全体の研磨作業、元の色に近づけるための着色作業をしました。聖壇作りは10年生の冬休みからアートラボの活動として美術科教諭の瀬底正宣先生のお声がけから始まり、マリア様を安置する場所を探し、デザインを決めました。聖壇の台座制作は途中から後輩に引き継ぎ、壁の土壁は竹で櫓を作るところからはじめ、透かし彫りの柱から見えるガラス制作は、栗田先生とともに大学のガラス工房で作りました。聖堂の周囲にはマリア様の象徴としてユリの花をデザインし、照明の配線なども考えました。」と語ってくれました。今回支援したマリアプロジェクト(長期プロジェクト)は生徒たちにとって貴重な体験になったようです。 佐藤会長からは「学友会の活動で生徒さん、先生方とかかわれるのは、本来の玉川の形で素晴らしいことです。玉川の木を使った作品が、また学友会グッズの1つになったら嬉しいです。今後に向けて大きく展開していきたいと思います。」と挨拶がありました。2023年3月9日㊍大学院 3月10日㊎・3月11日㊏大学ELF Study Hall 2015 TAMAGOラウンジにて撮影 学友会へ早期ご入会(2月末までに終身会費を納入)いただいた方へ、入会特典として卒業式当日に「卒業記念写真」をプレゼント。撮影はプロカメラマン古立康三さん(中学部1973年卒)にお願いしました。 3日間天候にも恵まれ、事前申込の60組の撮影もスムーズにおこなわれました。コロナ禍での撮影のため、撮影時間に人が集中しないよう30分5組とし、各組5名までの人数制限を設けました。今年は昨年に比べると、ご家族やご友人同士で撮影される方が多くみられました。 写真(8切りサイズ)は、オリジナル台紙にお納めし4月中旬にご希望のご送付先へお届けしました。また、データもダウンロードできるようご案内しています。この早期入会特典プレゼントは、毎年卒業生へ学友会入会案内と共にご案内しています。在学生支援報告マリア像修復作業支援礼拝堂外壁化粧労作記念品制作聖山整備労作支援学友会早期入会特典「卒業記念写真プレゼント」

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