学友会員の活躍

寺崎哲夫さん(大学院文学研究科教育学専攻1973年卒)より(Vo.1)

 今日(2022/1/19)のニュースによれば、「ドイツは、コロナ新規感染者は11万人を超え、これまでの最高記録し最悪な事態となった」と言っています。年末年始の休み明け早々、コロナ感染爆発が起き、増加が続いていましたが・・・、デルタ株にオミクロ株が加わったため、一層、事態が悪化してしまったというわけです。
ご承知のように、ドイツではコロナワクチン接種反対者も多く、連日のように各地で激しいワクチン接種反対デモが起きています。反対デモには、コロナ偏重者、ネオナチ・AfD(極右翼政党)支持者が多く参画していて、新政府も対応(ワクチン接種義務化法案を含む)に手を焼いています。
 医者で大学教授(免疫学)でもあるラウターバッハ保健相は「コロナ禍を沈下出来るのは、ワクチン接種がベストな防止対策だ」と国民に訴え、保健相就任以来身を粉にし、対処を散るべく行動しています。その一つといっていいかもしれませんが、TVインタビューやTVトークショーなどでラウターバッハ氏の顔を見ない日がないほどです。コロナ禍の感染状況と医療機関のおかれている危機関係など、専門家としてまた保健相と解説するラウターバッハ氏に、多くの国民は大きな信頼を寄せています。先日の世論調査によれば、ラウターバッハ氏に寄せる国民の信頼度約69%という、非常に高い数値を出しています。
ドイツの政治史でこれほどの支持を受けた保健相というのはいなかったのではないでしょうか。新政権の新たな動きと言っていいかもしれません。

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