学友会員の活躍

卒業生より 地震の備え①



1995年に発生した阪神・淡路大震災の時、神戸で震災に遭われた会員の方から、もしもの時に少しでもお役に立てばと、その体験を活かした「地震の備え」と題したメールをいただきましたのでご紹介します。

地震の備え
(水や食料は除く)

A.準備する物

〈スマホ手廻し充電器、携帯懐中電灯、笛、乾電池〉
1.スマホの手廻し充電器は電気店等で購入。携帯懐中電灯、笛はポケットに入る小さな物。笛は閉じ込められた時に使用する
〈水〉
2.給水車の水を入れるポリ容器(コック付きがあれば便利)とバケツと水を運ぶキャリー、スケートボード等
3.水は使用したらすぐに捨てないでバケツへ入れてとっておく。バケツに貯まった水は最後にトイレを流すのに使う
〈風呂〉
4.風呂の湯は流さずに、ためておく。湯は飲用以外に使える
〈食事〉
5.食事の時には皿にサランラップをひく。皿を洗わずにすむ
〈ガス〉
6.ガスが止まるので携帯用のキャンプ等で使う簡易ガスコンロを用意。燃料のカセットボンベは多めに備蓄する
〈車〉
7.宿泊場所が無いときは車を宿泊用に使う。車のガソリンは平常時から常に満タンにしておく(ラジオや暖房等で使用するので)
8.車にSOS と書いた紙を積んでおく
9. 車をほって(置いて)逃げる時は必ず車検証を持ち出す
10.家が、くずれた時は車のジャッキを使い、持ち上げ閉じ込められた人を救出する
〈自転車,原付〉
11.帰宅用に職場等で自転車,原付があれば便利
〈公衆電話〉
12. 電話は固定電話より公衆電話が優先し、つながる。公衆電話は停電したらカードは使えず100円玉10円玉のみ可能である
〈トイレ〉
13.街の中のマンホールをトイレ代わりに利用する。マンホールのふたを開けるバール等(近くの消防署等で確認)とマンホールの四方を囲むダンボールを用意しておく

B.安心のために

〈安否確認〉
1.被災地以外の地区より被災者への安否確認は電話がつながらないか、つながりにくいので、被災者から伝えたい人へ安否の連絡をする
〈安否確認をする災害用伝言板〉
2.スマホ災害用伝言板の使い方を知っておく、災害用のアプリを取込み(NTT171,NTTweb171,スマホ各社災害用伝言板,J-anpi,ココダヨ等)家族で共用する
3.もしもの時は災害用伝言板やアプリを使い安否の連絡を、とり合う。平常時に家族、友人と前もって打合せをしておき、もしもの時は災害用伝言板等でお互いに安否を確認し合うことを前もって決めておくことが大事。起こってからでは連絡がとれない
〈災害用伝言板の利用〉
4.災害用伝言板は震度6弱以上の時に利用出来る。平常時は使用出来ないが毎月1日、15日は試せる
〈家族集合場所〉
5.家族がバラバラになった時に避難集合場所を数ケ所、家族で前もって決めておく
〈家族安否〉
6.家族の安否がわからない時はネット(パソコン、スマホ)の安否確認情報(ココダヨ等)を使い探し出す。使い方は平常時に確認をしておく
〈行方不明〉
7. スマホ、携帯、運転免許証等、自分が誰かわかる物を常に携帯しておく(行方不明者にならない様に住所、氏名、生年月日、血液型、家族の携帯番号がわかる物を身に付ておく)

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