学友会行事

学友会フレンドシップコンサート
ゲーデ弦楽四重奏団 With スイシュ―・ゲーデ(ピアノ)

日時 2023年10月21日(土)開演14:00 (開場13:30)
場所 玉川大学University Concert Hall 2016・MARBLE


       教育博物館見学


      K-12ワークショップ

秋晴れの中、にこやかにゲーデ氏一行は到着されるとすぐに音合わせ。開場時間近くになると、ホールの外には久々に友人と会う友達との輪ができたり、少し始まった紅葉を眺めたりとそれぞれ開場を待ちます。
シューベルトの弦楽四重奏曲の中でも最も演奏されている作品のひとつ「弦楽四重奏曲14番 ニ短調D810 死と乙女」で始まった演奏は、重厚でしっとりとした響きがコンサートホールを満たしました。
休憩後のドボルザーク作曲のピアノ五重奏曲イ長調op.81より第1楽章 アレグロ・マ・ノン・タントは、ピアニストでゲーデ夫人のスイシューさんが加わり、華やかにそして民族的な調べに包み込まれました。
毎回、日本の歌メドレーを編曲されている高橋幸代さん作曲の「ゲーデの情景」はゲーデ四重奏団のために作られた楽曲。始まりは現代音楽的でしたが、美しい調べでたっぷりと弦楽器の響きを楽しめました。ピアノ三重奏または弦楽三重奏と変奏を変えて様々な音色を楽しめたコンサートは、アンコール曲の『美しく青きドナウ』で締めくくられました。

今回、コンサート前日にK-12のオーケストラのメンバーを中心に行われたワークショップが行われ、通訳はIBクラスの生徒たちが担当。マンツーマンのレッスンは、楽器の持ち方、弓のスライド方法など懇切丁寧な指導を受けた生徒たちはとても緊張した様子でしたが、演奏者から直にレッスンを受けられたことは貴重な体験。一緒に演奏した「カプリオール」はこれからの演奏に変化が持たされるのではないかと思いました。 ワークショップ前には、教育博物館でガスパール・カサドとその夫人のピアニスト原智恵子さんのコレクションと創立者小原國芳先生の展示も見学。タイトなスケジュールの中、礼拝堂や小原記念館も見学していただき、玉川学園を知っていただくことができたひと時となりました。
来年も10月に演奏会が予定されています。本場ウィーンの響きをぜひ、聴きにいらしてください。

一覧へ戻る