学友会行事

春の玉川茶会

日時 2023年5月27日(土)
場所 薄茶席:咸宜園
煎茶席:小原記念館お客の間

 薄茶席の席主は昨年、大名家の香道を主宰してくださった安藤綾冠さん(園枝・文学芸美1994年卒)。安藤家に代々伝わる掛け軸、茶器で整えられたお茶席には咲き始めた丘の紫陽花も添えられ、厳かで清楚な雰囲気が醸し出されていました。お点前は妹の安藤須賀子さん(農学農学1996年卒)が務められ、安藤綾冠さんが茶器等にまつわるお話に、小原芳明学長ご夫妻、佐藤敏明会長夫妻始め、参加された皆さまが熱心にお話しに耳を傾けられました。12時からのお席には小原一仁副学長ご家族の参加もあり、厳かな中にも和やかなお席となりました。
 主菓子は人形町の玉英堂彦九郎(今江康人さん・文学教育1989年卒)謹製の薯用饅頭が用意され、5月としては暑い日でしたがお饅頭に刻印された青海波の爽やかさを添えてくれました。


 煎茶席は継続学習センターで講座を開設されている東阿部流の家元嗣土居雪鳳さん(輝誉彦・高等部2016年卒)が席主を務められました。
 茶器は今回の文化・芸術展に出展された清水潤さん(文学芸美1995年卒)、コーディネーター柿﨑博隆さん(文学芸美1980年卒)、学内のガラス工房で作られた茶器が取り揃えられました。煎茶、玉露、冷茶の3席があり、薄茶とはまた違うお茶を味わいました。小原学長がお点前をされる席もあり、参加された皆さまが驚かれる一場面もありました。
 煎茶席のお菓子は銀座菊廼舎(井田裕二さん・文学国経1998年卒)の富貴寄が用意されました。
 薄茶席、煎茶席とも玉川の井戸水が使われました。


一覧へ戻る