表参道にあるプライベートエステサロン

行ってきました

　表参道から根津美術館のほうへ向かい、「根津美術館前」の信号を直進、コンビニエンスストア「ミニストップ」の次の角を左に入った静かな路地の1軒。

　センスの良い建物に入り、ガラス張りの内階段を上がった2階にエステサロン「M roots（エムルーツ）」があります。

　輝くような笑顔で出迎えてくれたのは芸術学部ビジュアル・アーツ学科を2006年に卒業された藤原真央さんです。

　建築家のお父様の影響もあって、学生時代は環境デザインやランドスケープを学び、パッケージデザインという考え方に興味を持たれていたそうです。卒論のテーマは、建物もパッケージという考えの元に「人と心を包むパッケージデザイン」。

　その一方、美容にも関心があり、パッケージを集めているうちに、美容業界のデザインや広告の仕事につきたいと思うようになり、説明会に行った大手エステサロンの会社で、素敵な出会いがあり、就職されました。

　「お客様を綺麗にして喜んでいただきたい」という思いでエステティシャンとして、また営業としても才能を発揮し、8年間お勤めをされました。

　やがて「もっと個々のお客様にあった丁寧な施術がしたい」という思いが大きくなり、「自分でやるしかない」と思い立ったそうです。
　退社後すぐにバリ島のエステスクールに留学し、毎日9時～17時の授業と、毎週行われる試験を受け、1か月で5手技を習得し、2013年12月に帰国、2014年3月に物件を入手、開業準備を整え、4月に開業されました。

　このスピード・行動力・実行力のパワーの源はどこにあるのでしょうか 。
　実は藤原さんは学生時代・・・
「体育会　ダンスドリルチーム　Julias」がアメリカ大会で優勝した時のキャプテンだったのです。

　Juliasは歴代優秀な成績をおさめていて、チーム一丸となって猛練習を重ねていた結果、上の代が歴代最高の準優勝を獲得しました。

　藤原さんの学年はダンス未経験者が多かったのですが、根性が自慢だったそうです。
　「難しいこともやればできる」と励まし合って、日本大会で準優勝。2週間後のアメリカ大会予選は3位の成績に終わりましたが、ここでも気持ちは前向きでした。
　本選当日雨降りだったのが朝には晴れて来たのを見て、運を感じたそうです。気持ちを高めて、乗りに乗ったまま舞台に立ち、見事優勝したそうです。
　アメリカ大会といえばほとんど世界大会のレベル！日本チームの優勝は 初めて！日本でもニュースになり、帰国の成田空港にはテレビ局の取材が出迎え、2日後の日本テレビ「ズームイン朝」では記念体育館から生中継で踊りを披露したそうです。

　玉川学園では「目標を高く持って、それに向けて一所懸命努力する」ことを学び、「どんなに辛い時でも笑顔で前向きでいられる強さが養われた」と話してくださいました。

　幼稚園の頃から卒業生のおじいさま、故藤原保武さん（旧制中学部1936年卒）、に連れられて、ホームカミングデーに参加していたそうで、高等部に入学して「おじいちゃま孝行をした」という大の玉川大好きっ子です。

　ぶれない芯の強さや行動力・実行力を持ちながらも、相手のことを思いやる優しさや女性としての可愛らしさを併せ持つ藤原さんは、たおやかさが溢れるキラキラとした素敵な女性でした。

　ぜひ藤原さんが表現するプライベートサロンの雰囲気を体験にいらしてみてください。

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