会員より

大槻 洋志郎さん(農学部農学科1967年卒)より

 新型コロナウイルス危機に対してブラジルが騒ぎ始めたのが3月中旬、日本より一月余り後のWHOがパンデミック宣言をした直後からでした。この時、予感としてはかなり感染が広まるだろうと思いましたが、これほど爆発状態になるとは思いませんでした。ブラジルは感染状況、社会国政状況共に弱点を露呈していると感じています。政権も危機的と感じますが、今週に入ってマスコミなど批判のトーンに変化を感じます。
 南米諸国を始め、大多数の国は新コロナ危機の混迷から脱していませんが、新しい時代が始まったように思います。この危機の中では先が見えませんが、来年の東京五輪が世界の平和の祭典となって開催されますよう、お祈りしています。
 サンパウロは州令、市政令、Quarentenaは(クアレンテナ、外出自粛令、マスク使用)時々刻々と生活の変化も続いています。改めて政治の貧困を感じますがこれが歴史と客観視をしています。政治とは別にここはカトリック大国です。人種を超えた隣人愛に温かいものがあることをお伝えして終わります。

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