会員より

牧 佑弥さん(教育学部教育学科2018年卒)より


【なぜ世界一周の旅に出たか】
 皆さんこんにちは。2018年教育学部体育専攻卒業の牧 佑弥と申します。
 私は現在、2年間で100ヵ国300都市を目指して世界一周の旅をしており、これまで北米・中南米・南米(ブラジル)にいます。こんな私が、学友会より「なぜ世界一周の旅に出たか?」というお題をいただき、今回はその事について、拙い文章ではありますが綴らせていただきます。
 本題のなぜ世界一周の旅に出たか?
その決意の根本にあるのは「玉川の丘で多くの仲間・価値観と出会ったから」です。
 私は福岡県の人口3万人の田舎町出身。高校生まではバドミントン漬けの毎日で、井の中の蛙でした。その後、大学進学で上京し、多くの人や価値観と出会いました。人生初のカルチャーショックです。
 上京したての頃は、人や品物の多さ、ビルの高さ、電車の乗り場や駅の複雑さに衝撃を受け、全てが目まぐるしかったのを覚えています。そして出会う友人、先輩、先生などからは、考えている事、持っている物、人との関わり方など、全てにおいて刺激を受けました。
 地方の町から、日本の首都に上京しただけでこの衝撃!そうであれば、日本の外には更に広い世界があるんだろうと思いました。
 同時に、玉川では将来指導者になりたいと思い教育学部で勉学に励んでいました。しかし、学びを深めていくにつれて「このまま先生になってしまっては、自分が目指す先生にはなれないな」と思いました。そのような考えもあり、卒業後は大学院へ進学、一般企業へ就職し旅の資金を貯め、自分の足で世界各国を歩き、自分の目で見て経験する世界一周を決意しました。 現在は、観光本には書いていない(書けない)リアルな世界を発信する事を仕事としています。具体的には,世界の絶景や食べ物などはもちろん、現地の人々生活、世界中の価値の捉え方、日本ではあり得ない事などです。
 この世界一周という試みと引き換えに犠牲にするものもあるかもしれません。ただ、人とは違った経験値を積み、どんな形であれ誰かに還元できればと思っています。
僕の挑戦に少しでも興味を持っていただけると幸いです。


   ペルー ワカチナのイーカ砂漠


   ボリビア ウユニのウユニ塩湖(乾季)


アルゼンチン エル・カラファテのペリト・モレノ氷河


  アメリカ アリゾナのホースシューベンド

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