会員より
弟子屈農場vol.1 ~冬の始まり~ 大宮正博先生
玉川の丘が、紅葉に染まるころ、北海道の道東に位置する弟子屈農場では、長く厳しい冬がスタートしようとしています。
例年にない早い初雪が降り、周りの木々はすっかり葉を落とし、モノトーンの景色に包まれた寒々と静まり返った世界が広がっています。
施設の上空には冬の使者として、北海道の人達には身近なオオハクチョウが、V字編隊で飛び交う姿みられるようになり、改めて冬が来たことを感じさせられる風景です。
森の中では、エゾリスたちが忙しく餌を探し回る光景のなかに、厳しい冬を乗り切る為の試練を感じさせられます。
ワイン用ブドウの品質調査を六月から長期に亘って調査をしていた、農学部生物資源学科の卒業研究の学生も、すべての調査を終え、今週末に帰京します。その成果を本学に戻ってから、まとめ上げる大労作が待っています。
今週初めに降った大雪が根雪になりそうです。 大宮正博先生(農学部農学科1975年卒)