会員より
弟子屈農場vol.3 ~厳しかった冬景色 ~ 大宮正博先生
三月の声を聞いて、ようやく厳しく長かった、北海道道東に位置する、弟子屈農場にも春の足音が少しずつではありますが近づいてきている気配を感じられるようになりました.
北国に暮らす人たちにとって、春を待ちわびる気持ちは人一倍強いのではないでしょうか。
長く続いた日中の気温が氷点下の毎日から、プラスになって雪が解けて水溜りができる日が何日か続くと、誰となく交わす言葉に「春だね!」と笑顔になれる。寒かった厳しい冬を耐えてきたからこそ、自然の息吹が躍動する暖かな春を待ち焦れているからだと思います。
本格的な春の訪れは、まだまだ先の話ですが、膨らんできたエゾヤナギの花穂や雪が解けて顔を出した地面に、気持ちだけはもう少しの辛抱だよと、心に言い聞かせている今日この頃です。
厳しかった厳冬期の風景をご覧ください。
アイスバルブ オジロワシ
フロストフラワー 極寒の朝
結氷屈斜路湖 砕け氷
晴耕塾 藻琴山
大雪 池の湯
氷点下20℃の朝
大宮正博先生(農学部農学科1975年卒)